悪女・策士・マウント女子好きに刺さる!スリリングでクセになる漫画を紹介
「悪女が出てくる漫画って、どれが面白いの?」「策略やマウント合戦がある作品を読みたい!」
そんな気持ちで検索してきたあなたにぴったりの記事です。
最近では、単なる勧善懲悪だけでなく、複雑で立体的な“悪女キャラ”が人気を集めています。魅力的な悪女は、時に主人公を翻弄し、時に読者をも虜にしてしまいますよね。特に、計算高い策士タイプや、マウント女子同士のバトルなどは、一度読み始めると止まらなくなるスリルがあります。
この記事では、「悪女 漫画 おすすめ」というキーワードを軸に、悪女が物語をかき乱す秀逸な漫画を7作品厳選しました。心理戦、復讐劇、格差社会、マウント争い——ただの意地悪ではなく、背景や心理描写が丁寧に描かれている“リアルで面白い悪女漫画”だけを紹介しています。
初心者でも読みやすい作品から、読み応え抜群の長編まで、各作品ごとにあらすじ・体験談・おすすめポイントを詳しく解説。
読む前よりも確実に「この作品、気になる…」と思えるような情報をお届けします!
おすすめ悪女漫画7選
1. 女の園の星
作者:和山やま/既刊4巻(2025年7月現在)
あらすじ
女子高の国語教師・星先生の日常を描いたシュールギャグ。クスッと笑える中に、女子同士の小競り合いや思春期の“したたかさ”も垣間見える。
一見ギャグ作品ながら、女子高ならではの“日常の中に潜むマウント”がさりげなく描かれています
。とくに女子生徒たちの“無意識の悪意”や“周囲を巻き込む術”はリアルで共感必至。あえて過剰に描かず、静かにじわじわと悪女らしさが滲み出るのが本作の魅力。星先生という“常識人”を通して、読者が女子の世界の深さに気づかされる仕掛けが絶妙です。
こんな人におすすめ
- ギャグを交えたソフトな悪女表現を楽しみたい人
- 女子の微妙な人間関係に興味がある人
- 観察眼の鋭い人間ドラマが好きな人
2. ギルティ〜鳴かぬ蛍が身を焦がす〜
作者:丘上あい/全13巻(完結)
あらすじ
平凡な既婚女性・爽が、夫と親友の裏切りを知ったことから、周囲の嘘と裏切りが次々に明るみに出る大人のラブサスペンス。
“親友の顔をした悪女”の代表格とも言えるキャラクターが登場。にこやかで優しい表面の裏で、友人の幸せをじわじわと壊していく姿はまさにホラー。
表情や仕草、会話の端々から悪意が滲み出ており、「本当にこういう人、いそう…」と震えるほどリアルです。悪女が仕掛けるのは派手な策略ではなく、信頼を少しずつ侵食する“静かな毒”。女同士の信頼と裏切りがテーマのため、心がえぐられながらもページをめくる手が止まりません。
こんな人におすすめ
- リアルで身近な悪女描写にゾクゾクしたい人
- ドロドロした人間関係が好きな人
- 不倫・裏切り・嘘にまみれたサスペンスが読みたい人
3. シジュウカラ
作者:坂井恵理/全17巻(完結)
あらすじ
40代の主婦で漫画家の忍が、年下男性との出会いをきっかけに、自身の生き方や家庭に向き合っていく女性の再生と葛藤を描く物語。
この作品には“典型的な悪女”ではなく、“構造としての悪女”が登場します。特に夫や義母など、表向きには“善人”の顔をしながら女性を支配し、マウントを取る存在が複数います。
女性同士のマウントや、無意識の優位性の押し付けもリアルに描かれており、「社会が女性をどう見ているか」という問題提起にも通じます。読後には「何が“悪”なのか?」と考えさせられる余韻が残ります。
こんな人におすすめ
- 一面的ではない“深い悪女像”を読みたい人
- ジェンダー問題や社会的構造に興味がある人
- 大人向けの内省的な人間ドラマが好きな人
4. ブラック彼女
作者:倉田三ノ路/全3巻(完結)
あらすじ
平凡な高校生・守が出会ったのは、美人で優しい完璧な彼女・理沙。しかし、彼女の裏の顔は誰にも見せない“ブラック”な本性だった…。
「こんな彼女いたら最高!」と序盤は思わせておきながら、徐々に明かされていく理沙の二面性にゾクッとさせられる作品。
理沙は一見、理想の彼女像そのものですが、内面は極めて自己愛的でマウント志向が強く、相手をコントロールするために涙や笑顔すら武器にします。その“怖さ”が現実味を帯びており、恋愛経験者なら誰もが「こういう人いる…」と感じるリアルさ。
巻数が短いながらもテンポよく読めて、恋愛とサスペンスの融合が絶妙な作品です。
こんな人におすすめ
- 裏表のあるキャラに魅了されたい人
- 短くても満足感のある悪女ストーリーを読みたい人
- 恋愛漫画に刺激を求めている人
5. 復讐の未亡人
作者:黒澤R/既刊12巻(2025年7月現在)
あらすじ
夫を死に追いやった会社の人間たちに、未亡人・密(ひそか)が次々と復讐を仕掛ける。静かで美しい彼女の本性は、冷徹な復讐者だった。
密の復讐は、ただの仕返しではなく、徹底的に相手の弱みや欲望を利用する“知能戦”。身体を張って近づき、心理を操り、絶望へと導く手口はまさに“悪女の極み”。それでも彼女がただの悪には見えないのは、復讐の動機に切実な悲しみと正義があるから。
美しく知的で冷酷、それでいてどこか脆さもある密というキャラは、悪女好きにはたまらない存在です。復讐劇×官能サスペンスという稀有なジャンルで、読後感もずっしり。
こんな人におすすめ
- 復讐系悪女漫画を探している人
- 官能サスペンスに興味がある人
- 強くて美しい女性キャラが好きな人
6. サレタガワのブルー
作者:セモトちか/全13巻(完結)
あらすじ
結婚して間もない夫・暢(のぶる)は、妻・藍子の浮気を知ってしまう。完璧な妻だと思っていた彼女の裏の顔と、夫婦の歪みを描く不倫ドラマ。
藍子は、典型的な“マウント系悪女”。SNSでは理想の妻を演じながら、裏では夫を見下し、浮気を正当化。
悪女としての自覚すらない自己中心性がリアルで、まさに“現代型モンスター”。読んでいて怒りすら湧くその振る舞いに、多くの読者が「許せないけど目が離せない!」という感情を抱くはずです。夫側視点の物語なので、悪女キャラの“恐ろしさ”を客観的に観察できる点もユニーク。人間関係の崩壊がじわじわ進む様子にゾワゾワさせられます。
こんな人におすすめ
- リアルでムカつく悪女にスカッとしたい人
- 夫婦関係・不倫系ドラマにハマっている人
- 裏の顔に震えるようなサスペンスが好きな人
7. 六本木クラス
作者:原作・チョ・グァンジン/漫画・リャンギュ/全6巻(完結)
あらすじ
六本木に居酒屋を立ち上げた主人公が、巨大飲食企業に父を殺され復讐を決意。信念と仲間を武器に、日本の飲食業界の頂点を目指す物語。
この作品の“悪女枠”は、社長令嬢・麻宮葵。
表向きは完璧な才色兼備、裏では冷酷な打算家。恋愛でもビジネスでも、周囲を巧妙に操り、自分の立場を守る策略家です。ただの“悪役”ではなく、なぜそうなったかという背景や動機も描かれており、人間としての深みがあります。
彼女のマウントの取り方や計算ずくの行動にはゾクッとする場面が多く、主人公との対立構造も非常に魅力的。韓国ドラマ原作らしく、愛と復讐の濃厚なストーリー展開も中毒性あり。
こんな人におすすめ
- “知能戦”としての悪女を楽しみたい人
- ビジネスと恋愛が交錯する群像劇が好きな人
- 日常から離れて濃い人間ドラマに浸りたい人
まとめ|“悪女”を描く漫画が面白い理由とは?
“悪女”というキャラクターは、単なる敵役ではなく、物語を深く面白くするスパイスです。
今回紹介した7作品には、それぞれ違ったタイプの悪女が登場しました。
・美しさと冷酷さを併せ持つ復讐者
・裏表のある完璧な彼女
・“親友”という仮面を被った策略家
・自己愛や無意識の支配欲を抱えるマウント女子
こうしたキャラクターたちは、物語に緊張感を与えると同時に、「人間の本質って何だろう?」という問いを読者に投げかけてきます。
読後に感じる“モヤモヤ”“スカッと感”“共感できないけど共感してしまう矛盾”——
それこそが、悪女漫画の醍醐味です。
今回紹介した作品は、いずれも読者の心を大きく動かすだけの“説得力”と“完成度”を備えています。
ぜひ、あなたも気になる作品を手に取って、“悪女の世界”をじっくり味わってみてください。