おすすめ漫画紹介

10巻以内で完結するおすすめ漫画10選|時間がない人にも!

忙しいあなたへ、一気読みできる完結漫画を

「まとまった時間がないけれど、面白い漫画を一気に読みたい」
「最後までしっかり読める完結済みの名作を知りたい」
そんなニーズに応えるべく、全5〜10巻で完結する漫画のおすすめ10選をご紹介します。
完結済み作品なら途中で更新を待つ必要もなく、読了後の満足感も段違い。
しかも今回は、ストーリー・キャラクター・作画いずれも高く評価されている“厳選された名作”ばかりをピックアップしました。

ジャンルもラブコメ・サスペンス・ヒューマンドラマ・ファンタジーなど幅広く取り上げ、
初心者にも読みやすく、それでいて記憶に残る傑作ばかりです。
この記事を読み終える頃には、きっとあなたの「次に読みたい1冊」が見つかるはずです。

 

おすすめ漫画10選

1. 『町でうわさの天狗の子』/岩本ナオ(全10巻)

あらすじ

山間の町に暮らす少女・秋姫は、実は“天狗”の父を持つ半人半妖の存在。
平凡でのんびりした高校生活を送る彼女の前に、人間と妖怪の世界が交錯する事件が少しずつ起こり始める。
秋姫はその中で成長し、自分の進む道を選ぶ決断を迫られる。

田舎町を舞台にした、どこか懐かしくて切ない青春ストーリー。
岩本ナオ先生の柔らかく丁寧な絵柄と、ゆるやかな空気感が癒しと哀愁を同時に届けてくれます。
非日常的な設定でありながらも、描かれるのは“自分の居場所”や“人との距離感”といったリアルな感情。
読み進めるうちに、ふと自分の過去や選択を重ねてしまうような静かな深みがあります。
幻想的な要素と日常のバランスが絶妙で、全10巻を通して心があたたまる一作です。

こんな人におすすめ

  • 癒しと郷愁を感じる物語が好き
  • 丁寧なキャラクター描写を楽しみたい
  • 現実と幻想が混じり合う作品に惹かれる

 

2. 『聲の形』/大今良時(全7巻)

あらすじ

小学生時代、耳の聞こえない少女・西宮硝子をいじめていた石田将也。
やがてその行為がきっかけで彼自身が孤立し、自責と後悔の中で高校生になる。
ある日再会した西宮と向き合いながら、贖罪と再生の道を模索していく。

聴覚障害、いじめ、孤独…決して軽くないテーマを扱いながらも、
読後に“生きることへの希望”を感じさせてくれる名作。
作者自身の徹底した取材と表現力により、登場人物の葛藤や変化が胸を打ちます。
映像化もされ社会的評価も高い作品ですが、原作漫画の繊細な感情描写とコマ運びには、独特の深みがあります。
全7巻というコンパクトさにもかかわらず、濃密な読書体験が待っています。

こんな人におすすめ

  • 社会的テーマを含んだ漫画を読みたい
  • 感情の機微が丁寧に描かれる作品が好き
  • 心に残る人間ドラマを求めている

 

3. 『坂道のアポロン』/小玉ユキ(全9巻)

あらすじ

1960年代、高校へ転校してきた内気な少年・西見薫は、不良の千太郎と出会う。
ジャズという共通の趣味を通じて友情を育みながら、それぞれの過去や想い、そして恋に向き合っていく青春群像劇。

音楽がつなぐ友情と恋愛を描いた、まさに“青春の教科書”のような作品。
ジャズというテーマを漫画でどう表現するのか…と思いきや、
音のない紙面から確かに“音楽”が聴こえてくるような臨場感があります。
一見バラバラな登場人物たちが互いに影響を与えながら成長していく姿は、胸が熱くなる瞬間の連続。
アニメ化でも高い評価を受けた理由が、原作を読むとより深く納得できます。

こんな人におすすめ

  • 青春×音楽がテーマの作品が好き
  • 時代背景のある漫画を楽しみたい
  • 心を揺さぶる友情と恋愛を読みたい

 

4. 『ミステリと言う勿れ』/田村由美(全10巻・第一部完結)

あらすじ

天然パーマの大学生・久能整(くのう ととのう)は、持ち前の観察力と論理思考で
巻き込まれる事件の真相を次々と解き明かしていく。彼の語る“言葉”が、人の心の奥にある傷にも触れていく。

いわゆる探偵ものではなく、“思考系ミステリー”という新しい形を提示した傑作。
トリック解明よりも、「なぜそうなったのか」「人はなぜそう動くのか」に焦点を当て、
社会問題や哲学的問いにも鋭く切り込むスタイルが魅力です。
読者自身の考え方すら揺さぶられるような知的刺激に満ちており、
整の語るセリフの一つ一つが、読む人の心に深く残ります。

こんな人におすすめ

  • ミステリーだけど考えさせられる作品が好き
  • 人間の心理に踏み込む物語を読みたい
  • 社会派・哲学的テーマに興味がある

 

5. 『ぼくは麻理のなか』/押見修造(全9巻)

あらすじ

冴えない大学生・小森功が、ある朝目覚めると美少女・麻理の体になっていた。
麻理のまわりの人々や学校生活を体験する中で、彼女の抱えていた秘密や闇に触れていく異色の青春サスペンス。

“入れ替わり”というありがちな設定を、ここまで深く掘り下げられるのか…と驚かされる作品。
ただのラブコメやSFではなく、思春期の孤独・自己認識・社会との断絶など、
押見修造ならではの陰鬱かつ繊細なテーマが通底しています。
謎が少しずつ解き明かされる構成と、先の読めない展開にグイグイ引き込まれ、
読後には一種の“静かな衝撃”が残ることでしょう。

こんな人におすすめ

  • ミステリアスな青春ドラマが好き
  • 心理描写の深いストーリーを読みたい
  • 一風変わった切り口の作品に惹かれる

 

6. 『東京怪童』/松本大洋(全3巻)

あらすじ

幼い頃に見た“怪童”の幻影を追いかけ続ける少年・灯(ともる)。
現実と幻想の狭間で、東京という巨大都市が見せる不思議な一面に引き寄せられていく。
成長と共に変わっていく視点を通して、都市と個人の関係性が描かれる幻想譚。

松本大洋作品ならではの詩的な表現、独自の画風、そして静かに胸を打つ哲学的ストーリーが魅力。
いわゆる「分かりやすい物語」ではありませんが、読めば読むほど味わい深く、
東京という都市そのものを一つの“生き物”のように感じさせてくれる構成力は圧巻です。
全8巻でまとまっているため、ゆっくり自分のペースで深く読み込む楽しみがあります。
文学的な漫画を求めている人に特におすすめです。

こんな人におすすめ

  • 松本大洋作品や文学的な漫画が好き
  • 都市と個人の関係性に興味がある
  • 抽象的・象徴的な物語が苦にならない

 

7. 『いぬやしき』/奥浩哉(全10巻)

あらすじ

定年を目前に控えたさえない中年男性・犬屋敷壱郎が、ある事故をきっかけに身体を機械に置き換えられる。
同じく力を得た高校生・獅子神と対峙しながら、正義とは、命とは何かを問うSFアクション。

中年男性が主人公という一風変わった設定ながら、テンポの良い展開と深いテーマ性で大ヒット。
善と悪の境界、家族との関係、自分の存在価値など、普遍的な問いがストレートに描かれます。
映像化でも話題になりましたが、原作漫画のスピード感とビジュアル表現は必見。
全10巻でラストまでしっかり描き切られており、終盤の怒涛の展開には圧倒されるはずです。

こんな人におすすめ

  • ハードなSFアクションが好き
  • 社会派テーマも取り入れた作品に惹かれる
  • 感情を揺さぶるドラマチックな展開が読みたい

 

8. 『海街diary』/吉田秋生(全9巻)

あらすじ

鎌倉に暮らす三姉妹のもとに、異母妹・すずが加わり始まる新たな生活。
日常の中で家族の絆や小さな変化を描きながら、4人の女性の成長と再生を静かに紡ぐヒューマンドラマ。

情緒ある鎌倉の風景と、四季折々の描写が心に染み入るような作品。
派手な事件は起きませんが、そのぶん人物たちの内面が丁寧に描かれており、
人生の機微を静かにすくい上げるような表現に、読むたびに発見があります。
特に女性同士の関係性、家族とは何かというテーマを温かく、かつ現実的に描いている点が高評価。
映画化もされ、より多くの読者の心を捉えた名作です。

こんな人におすすめ

  • 日常系のヒューマンドラマが好き
  • 家族や姉妹の物語に共感したい
  • 静かな読後感を求めている

 

9. 『ドロヘドロ』/林田球(全10巻)※初期10巻での完結感あり

あらすじ

魔法使いに頭をトカゲにされた男・カイマンが、自分の正体と過去を取り戻すために動き出す。
混沌とした都市・ホールを舞台に、ブラックユーモアとグロテスクが入り混じる異色のファンタジー。

一見とっつきにくい絵柄と世界観ながら、読み進めるほどにクセになる中毒性の高い作品
ダークな暴力描写と軽妙なギャグ、魅力的なキャラクターたちのバランスが絶妙で、
まるで“異世界の路地裏”を歩いているかのような臨場感があります。
10巻時点でのストーリーの厚みとキャラの掘り下げは、完結作品に匹敵する読後感があるため、
一度その空気にハマれば最後まで読み進めたくなること請け合いです。

こんな人におすすめ

  • ダークでクセのある世界観が好き
  • シュールなギャグとバイオレンスを楽しみたい
  • 独自の世界にどっぷり浸りたい

 

10. 『惑わない星』/石川雅之(全7巻)

あらすじ

地球温暖化が進行し、絶滅したはずの“人間”を再生しようとする“惑星たち”。
擬人化された太陽系の惑星たちが、それぞれの視点で地球と人類の未来を見つめる異色のSF群像劇。

擬人化×社会派という一見ミスマッチな組み合わせが、見事に融合した独特の世界観。
環境問題や科学、哲学をベースにしながらも、キャラクターはユーモアを交えて魅力的に描かれます。
「惑わない」というタイトル通り、感情に流されず真実を見ようとする姿勢が貫かれており、
読み応えがあるうえに、考えさせられる作品として知的な刺激にも満ちています。

こんな人におすすめ

  • 社会派テーマに興味がある
  • 環境・科学に関連したストーリーが読みたい
  • 設定がユニークで骨太な漫画を探している

 

まとめ|短巻数でも“濃密”な名作を

今回ご紹介したのは、すべて全5〜10巻で完結している名作漫画ばかり。
どの作品も、短い巻数の中でしっかりとストーリーが構築されており、
「時間がないけど、面白い漫画を読みたい」という方にとって最適な一冊がきっと見つかるはずです。

巻数が少ないからといって、内容が薄いわけでは決してありません。
むしろ、限られたページ数の中に凝縮されたドラマ、深いテーマ性、余韻の残る結末が
あなたの読書体験をより豊かなものにしてくれるでしょう。

気になる作品があったら、ぜひその世界に一歩足を踏み入れてみてください。
「読み始めたら止まらない」感覚と、「読み終えたあとの余韻」──
その両方を楽しめるのが、10巻以内で完結する漫画の魅力です。

 

この記事を読んで
「この漫画、面白そう…!」と思ったあなたへ


気になった作品を、今すぐ無料で試し読み
してみませんか?

\ebookJapanなら無料試し読みOK&最大3巻全編無料も!/

ebookJapanが選ばれる理由

  • 初回限定!6回使える《70%OFFクーポン》配布中

  • 無料試し読み対応作品が多数!

  • 電子書籍でどこでも読み返し可能!

まずは気になった作品の試し読みを探してみてください!

ebookJapanで漫画を探す

 

スポンサードリンク

-おすすめ漫画紹介