3行で分かる元ネタ解説
- プロ野球選手のドミンゴ・グスマンの試合結果が元ネタ
- なんJ民の間で失敗した際につける語尾として定着した
- 後にYouTuberの影響で女子中高生の間で大流行した
概要・元ネタの解説
「ンゴ」とは、失敗や失態を犯した際に文末に付けるネットスラングである。
2008年3月20日のプロ野球、東北楽天ゴールデンイーグルス対福岡ソフトバンクホークス戦をきっかけに発生した。
当時楽天に所属していたドミンゴ・グスマン投手が9回裏2死からリリーフ登板するも、四球のあとに逆転サヨナラ3ラン本塁打を打たれて敗戦した。
この致命的な失敗を受け、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の野球実況板のユーザーが、失敗を意味する言葉として投手の名前をもじった語尾を書き込むようになった。
ドミンゴ・グスマン(元ネタ)とは?本家解説
ドミンゴ・グスマンは、ドミニカ共和国出身の元プロ野球選手(投手)である。
1975年4月5日生まれで、メジャーリーグを経て2003年に横浜ベイスターズに入団した。
その後、中日ドラゴンズ、東北楽天ゴールデンイーグルスに所属し、最速150km/h超の速球を武器に活躍した。
好投する日と打ち込まれる日の落差が激しいプレースタイルが特徴であり、先発からリリーフまで幅広い役割で起用された。
ネットの反応
流行(ミーム化)の流れ
当初は「なんでも実況J(なんJ)」板の住民である「なんJ民」の間で、野球の話題を中心に使われていました。
その後、ニコニコ動画などの動画配信サイトにおいて、ゲーム実況者がミスをした際に使用したことで、野球を知らない層にも広く認知されています。
2017年頃からは、複数のYouTuberが動画内で頻繁に使用したことをきっかけに、SNSを通じて女子中高生を中心に拡散されました。
同年には「JC・JK流行語大賞2017」のコトバ部門で5位にランクインし、日常的な若者言葉として定着しています。
『ンゴ』の使い方
なんJ民が使用する本来の用法では、自分が失敗したことへの自嘲や、他人の失態に対する嘲笑の意を込めて文末に付けます。
一方、女子中高生などの間で流行した用法では、特定の意味を持たず、語感を良くするためや感情を強調するための単なる語尾として使用されます。
『ンゴ』の例文
【自分が失敗をしてしまったとき】
テストに寝坊して単位を落としたンゴ。
【美味しいものを食べて感動したとき(若者言葉としての用法)】
このパンケーキ美味しすぎるンゴ。
誤用・勘違いされやすいポイント(注意点)
本来は致命的な失敗を意味する自虐的なスラングですが、SNS上ではポジティブな感情表現や、単なる響きの可愛い語尾として使われることが多々あります。
なんJなどの掲示板文化に馴染みのある層からは、本来の意味と全く異なる使い方に対して違和感を持たれる場合があります。
まとめ
プロ野球選手の痛恨の敗戦劇から生まれたスラングが、動画配信者などを経て若者の日常語へと変化した事例です。
言葉の持つ響きの良さや使い勝手の良さが、本来の自虐的な意味合いを離れて多くの世代に受け入れられた要因といえます。
関連ミーム・派生ミーム
関連ミーム:グエー死んだンゴ
なんJ発祥で、ゲーム等でダメージを受けた際に自虐的に返すネットスラングです。
関連記事:グエー死んだンゴの意味と元ネタとは?22歳最後の予約投稿と寄付の輪
関連ミーム:クレメンス
「~してくれ」と依頼する際になんJで使われる語尾です。
プロ野球のロジャー・クレメンス投手の名前が由来とされています。