3行で分かる元ネタ解説
- 仮面ライダーのコラ画像から生まれた定型句
- 最強キャラ一人が全て解決する状況への指摘
- 呪術廻戦の五条悟に対しても多用される言葉
概要・元ネタの解説
もう全部あいつでいいんじゃないかなとは、圧倒的な実力を持つキャラクターが一人で全ての問題を解決する状況に対するツッコミである。
元ネタは、1989年連載の漫画『時空英雄 仮面ライダー』の1ページを改変したコラージュ画像。
作中で敵が溶岩へ逃げた際、高熱に耐えうる仮面ライダースーパー1が追跡を買って出た状況が前提となる。
しかし仮面ライダーBLACK RXがそれを制止し、ロボライダーに変身して敵を攻撃。
さらにバイオライダーに変身し岩の隙間まで単独で追撃を行った。
このRXの単独行動を黙って見ていたスーパー1の本来のセリフは
「ここはRXに任せよう」
である。
ネット掲示板に投稿された画像では、スーパー1のセリフが
「もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな」
と改変されていた。
これが画像掲示板で広く普及した。
仮面ライダースーパー1とは?本家解説
仮面ライダースーパー1は、1980年放送の特撮テレビ番組、および主人公の沖一也が変身する改造人間。
惑星開発用改造人間という設定を持つ。
宇宙空間での活動を目的とし、高熱や重力に耐えられるスペックが特徴。
腕の「ファイブハンド」を切り替え、様々な局地戦に対応できる能力を持つ。
漫画『時空英雄 仮面ライダー』では、その設定を活かして溶岩地帯の敵を追う役割を担おうとした。
しかしRXの多段変身の前に見せ場を失った。
コラ画像における架空の発言者としてネット上で語り継がれている。
ネットの反応
流行(ミーム化)の流れ
2000年代の画像掲示板で、先述のコラージュ画像が貼られたことから広く認知されました。
本来活躍するはずのキャラクターが見せ場を奪われた構図が注目され、ネット上の定番のツッコミとして定着しました。
誤用・勘違いされやすいポイント
このセリフはネット上のコラ画像で作られた架空の言葉であり、漫画や特撮番組での公式な発言ではありません。
本来のセリフは
「ここはRXに任せよう」
であり、スーパー1が匙を投げたわけではない点に注意が必要です。
『もう全部あいつでいいんじゃないかな』の使い方
味方陣営に他を圧倒する実力者が存在し、他のキャラクターが束になっても敵わない敵をその一人だけで簡単に倒してしまう状況で使用します。
『もう全部あいつでいいんじゃないかな』の例文
【ゲームで強力な助っ人が無双しているとき】
あの助っ人だけでボスが倒れた。
もう全部あいつでいいんじゃないかな
【漫画で最強キャラが到着したとき】
彼が来たらピンチが1ページで終わった。
もう全部あいつでいいんじゃないかな
類似事象:呪術廻戦「五条悟」に対する使用事例
この言葉は、漫画『呪術廻戦』のキャラクターである五条悟の戦闘描写に対して頻繁に引用されます。
五条悟は作中で特級呪術師という基本設定を持ちます。
彼が現場に到着するだけで事態が収束するため、ネット上で再びこのフレーズが多用されました。
また、作中に登場する1級呪術師の七海建人が、単行本4巻で五条に対して
「あの人はもう一人でいいのでは?」
と発言しています。
これは七海による戦力分析の言葉ですが、意味合いが類似しているため
「七海ももうあの人でいいんじゃないかなと言っている」
と、元ネタのミームと重ね合わせて語られる現象が起きました。
まとめ
本来は『時空英雄 仮面ライダー』のコラージュ画像から生まれた言葉ですが、圧倒的な力を持つキャラクターへのツッコミとして長く使われています。
五条悟のような強キャラが登場するたびに、この定型句は繰り返し引用されます。
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