3行で分かる元ネタ解説
- ゲーム「エルシャダイ」の公式トレーラー内で主人公イーノックが放った台詞。
- 「そんな装備で大丈夫か?」と問われ自信満々に答えるも、直後に敵に惨敗する落差が特徴。
- イラストのタグや日常会話において、質問に対する返答として広く使用される。
概要
「大丈夫だ問題ない(大丈夫だ、問題ない)」とは、2011年4月28日に発売されたゲーム『El Shaddai - エルシャダイ -』の公式トレーラー等において、主人公が放った台詞である。
自身の状況や装備に対して絶対の自信を示す言葉として用いられるが、元ネタの文脈においては、直後に悲惨な結果を招くフラグとして機能している。
元ネタ
登場作品・どのシーン?
ゲーム『El Shaddai - エルシャダイ -』の公式トレーラーおよびゲーム本編。
初回の堕天使達(ゲーム本編ではアザゼル)の捕縛に向かう際、天界から地上へ飛び出す直前のシーンである。
相方からの忠告に対し、キメ顔(キリッ)で「大丈夫だ、問題ない」と返答し飛び降りるが、速攻で使役獣たちにフルボッコにされ、鎧の各部を破壊され剣も折られ、ゲームオーバー寸前まで追い詰められる。
その後、「神は言っている、ここで死ぬ運命ではないと――」という謎のナレーションと共に時間が巻き戻り、再度同じ質問をされるシーンから再開する。
その際、自身の軽率さを省みた主人公は「一番いいのを頼む」と返答し、最良の装備を得て敵をどや顔で返り討ちにするという一連の流れとなっている。
発言者・人物
発言者は、同作の主人公であるイーノック。
「そんな装備で大丈夫か?」と問いかけたのは相方のルシフェルである。
なお、イーノックが劇中で明確に喋るシーンは非常に少なく、この場面はその貴重な1シーンの一つとなっている。
流行時期・拡散経路
2011年のゲーム発売に先駆けて公開された公式トレーラーが発信源である。
なお、同時に発表されたもうひとつのトレーラーでも発音の異なる同台詞が流れており、公式サイトのイーノック紹介ページでも大きく扱われている。
例文・使い方
ネット上では、閲覧者や投稿者からの「○○は大丈夫か?」といった問いかけに対する返答として用いられ、様々なイラストのタグとしても多く使用されている。
活用例
- 「そんな公式で大丈夫か?」 → 「大丈夫だ、問題ない」
- 「トロフィー/実績にも使われているが大丈夫か?」 → 「大丈夫だ、問題ない」
- 「カップヌードルのCMにも使われているが大丈夫か?」 → 「大丈夫だ、問題ない」
関連項目・派生
一番いいのを頼む
時間が巻き戻った後、再度ルシフェルから装備について問われたイーノックが返した台詞。
当初の自信から一転して若干弱気に、最良の装備を要求する際に用いられる。
体験版での復活演出
体験版において、イーノックがダメージを受け過ぎて倒れゲームオーバーになってしまうまでにボタンを連打すると、「大丈夫だ、問題ない」と言い放って復活する。
エルシャダイ LINEスタンプ
本ミームを含めた台詞が120円でスタンプ化されている。
他作品における先行事例
イーノック登場以前から「得意げに『問題ない』と断言する人物」は複数存在しており、『新世紀エヴァンゲリオン』の碇ゲンドウ、『フルメタル・パニック!』の相良宗介、『新機動戦記ガンダムW』のヒイロ・ユイなどが該当する。
特に『攻殻機動隊 S.A.C.2nd GIG』第4話に登場する陸上自衛軍のヘリコプターパイロットは、台詞からその後の展開まで完全に一致している。
なお、『フルメタル・パニック!』にはイーノック役の三木眞一郎がクルツ・ウェーバー役として出演しており、宗介の「大丈夫だ、問題ない」に呆れる側に回っている。
補足解説・考察
本ミームの構造的な特徴は、発言者の「根拠なき過剰な自信」と、その直後に訪れる「無惨な物理的破壊(フルボッコ)」という明確な落差にある。
ルシフェルの客観的かつ的確な懸念に対し、イーノックはキメ顔で断言するものの、結果的に鎧は砕かれ剣は折られる。
この壮大なフリとオチの構造が、主人公の情けないキャラクター性を強烈に確立づけている。
さらに、体験版においてゲームオーバー目前の瀕死状態から復活する際にもこの台詞が用いられているが、状況的にどう見ても問題であるにもかかわらず本人が「問題ない」と強弁する点に、冷酷なまでの滑稽さが見出せる。
公式側もこの台詞の特異性を認識しているようで、公式サイトの紹介ページに大きく掲載したり、トロフィー名や他社製品のCMにまで流用するなど、台詞そのものが独り歩きする状況を半ば容認している節が窺える。
なぜこのミームが流行ったのか?要因を考察
本ミームが広く拡散した要因は、公式トレーラーという本来「作品や主人公の魅力を格好良くアピールする場」において、主人公が盛大にフラグを回収して惨敗するというシュールな光景が展開されたためと考えられる。
また、「大丈夫か?」「問題ない」という日常会話で極めて汎用性の高いQ&A形式であったことが、ユーザー間での改変や二次利用を容易にしたことが定着を加速させたと推測できる。
さらに、公式側がこの台詞を名台詞として扱い、様々な形で露出させ続けたことも、認知度を長期的に維持させる一助となったと考えられる。