【社会人向け】完結済みのおすすめ漫画10選｜社会人に刺さる名作特集！

忙しい大人にこそ読んでほしい、完結済みの名作たち

社会に出てから、ふと心に余白が欲しくなる瞬間はありませんか？
「感情を揺さぶられる作品が読みたい」「完結済みで一気読みできるものがいい」──そんな大人の読者のために、本記事では社会人に刺さる完結済み漫画を厳選して紹介します。

日々の疲れを癒す作品や、人生観を揺さぶるストーリー、深く考えさせられるテーマまで幅広く取り揃えました。
読み応えと納得感のあるセレクトになっているので、次に読む一冊の参考にしてみてください。

 

大人向け・完結済みおすすめ漫画9選

『昭和元禄落語心中』（雲田はるこ／全10巻）

本作は「落語」を題材にしながら、人間ドラマとしても非常に完成度の高い作品です。
芸に人生を賭けた男たちの葛藤や情熱、時代の変遷とともに変わっていく価値観が丁寧に描かれており、読後に深い余韻が残ります。
キャラクターの心理描写が秀逸で、大人の読者ならではの視点で刺さるセリフや展開が多数。
人生において「なにを残すか」「どう生きるか」といった問いを投げかけてくれる作品です。

 

『ランド』（山下和美／全11巻）

「常識って、本当に正しいの？」と思わず考えさせられる、強烈な社会派作品です。
理不尽なルールに疑問を持ちながらも、それに従って生きる人々の姿は、現実の社会とどこか重なる部分があります。
描かれるのはフィクションの世界ですが、その中で交差する価値観や葛藤は非常にリアルで重厚。
読み進めるごとに謎が明かされ、最後まで目が離せません。
考えさせられる作品を求めている社会人に強く推せる一作です。

 

『慎重勇者〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる〜』

「ありえないほど慎重な勇者」と「うっかり女神」の珍コンビが紡ぐ冒険譚！
コミカルでありながらもしっかり王道RPG要素も押さえた、異世界転生系の中でも独自性抜群の作品です。

 

『僕だけがいない街』

過去と現在を行き来するサスペンス×ヒューマンドラマ。
伏線の張り方とラストの切なさが光る、ミステリ漫画の傑作です。

 

『凪のお暇』（コナリミサト／全11巻）

あらすじ：
空気を読みすぎて疲れきったOL・凪が、仕事も人間関係も全てリセットして、新しい生活を始める物語。再出発の中で出会う人々との交流や、自己肯定感を取り戻していく姿が丁寧に描かれる。

推薦文：
「周囲に合わせて生きることが正解なのか？」そんな悩みを持つ人にとって、本作はまさに現代の処方箋のような漫画です。凪の決断は突飛に見えつつも、誰もが一度は思い描く「やり直したい人生」のリアルなシミュレーションとして共感を呼びます。登場人物の誰かに、自分を重ねる読者も多いはず。社会のプレッシャーに押しつぶされそうになったときに読み返したい、等身大の大人の物語です。

 

『ヒストリエ』（岩明均／全11巻・完結）

あらすじ：
アレキサンダー大王に仕えた史実の文官・エウメネスの生涯を描いた歴史大作。知略と胆力を持ち合わせた主人公が、激動の時代をどう生き抜くのか。実在の人物と出来事をもとにしながら、壮大な人間ドラマが展開される。

推薦文：
史実をベースにしながらも、フィクションとしてのエンタメ性も申し分なし。作中では古代ギリシャの政治や軍事、文化がリアルに再現されており、歴史に興味がある人にはたまらない内容です。一方で、エウメネスの知略や孤独、信念には普遍的な人間味があり、現代を生きる私たちにも響く部分があります。スケールの大きさと知的好奇心を同時に満たしてくれる、数少ない名作です。

 

『ゴールデンカムイ』（野田サトル／全31巻）

あらすじ：
日露戦争終結直後の北海道。元兵士・杉元佐一は、アイヌの少女アシㇼパと共に、莫大な埋蔵金を巡るサバイバルに挑む。生死をかけた戦いの中で明かされていく人々の過去と想い。歴史、文化、グルメ、サスペンス、ギャグが渾然一体となった壮大な冒険活劇。

推薦文：
「なんでもアリ」でありながら、すべてが緻密に組み込まれた構成力に唸る一作です。戦後の混乱、民族の誇り、そして人間の欲望や愛が、重厚なストーリーにリアリティと奥行きを与えます。特に社会人に刺さるのは、“生きる意味”を真正面から問う登場人物たちの生き様。それぞれの正義や信念がぶつかり合う様子は、自分の人生を重ねずにはいられません。

 

『ヴィンランド・サガ』（幸村誠／完結・全27巻）

あらすじ：
舞台は11世紀、ヴァイキングが闊歩した時代。復讐のために生きてきた少年・トルフィンが、戦いの果てに「本当の強さ」と「生きる意味」を求めて旅する物語。歴史戦記としての重厚さと、人間ドラマとしての深みを併せ持つ名作。

推薦文：
一言で言えば“人間の本質に迫る歴史巨編”。単なるバトル漫画ではありません。戦いの先にある平和を描ききる終盤は、まさに「社会人にこそ読んでほしい人生論」。仕事や社会に揉まれて、自分を見失いかけたとき、この作品が教えてくれるのは「何のために生きるのか」という根源的な問いです。読むことで心の奥に火が灯る、そんな力を持つ物語です。

 

『コウノドリ』（鈴ノ木ユウ／全32巻）

あらすじ：
産婦人科医・鴻鳥サクラは、命の誕生に向き合い続ける現場で、さまざまな家族や妊婦と関わっていく。現実に基づいたエピソードを丁寧に描きながら、「出産」の奇跡と厳しさを伝える医療ヒューマンドラマ。

推薦文：
命に関わる現場の厳しさをリアルに描きつつ、それでも温かい気持ちになれる作品。社会人にとっては、命の重さ、家族、仕事とのバランスなど、人生の大事なテーマが詰まっています。特に子育て世代や出産に直面している世代には刺さる内容で、仕事に追われる中で忘れがちな“人を想う気持ち”を思い出させてくれます。

 

『BLUE GIANT』（石塚真一／全10巻）

BLUE GIANT
あらすじ：
ジャズに魅了された高校生・宮本大は、「世界一のサックスプレイヤーになる」という夢を胸に、孤独な挑戦を始める。音が聴こえてくるような熱量で描かれる音楽青春劇が、大人の心にも火を灯す。

推薦文：
大人になって「夢を語ること」が少し恥ずかしくなっていませんか？　この作品はそんな風潮に真っ向から挑み、夢を追い続けることの素晴らしさを教えてくれます。社会人として日常に埋もれてしまった“情熱”や“向上心”を、再び奮い立たせてくれるような熱さがあります。音楽経験がなくても、その熱意と魂が心に響きます。

 

 

まとめ｜“今”のあなたに必要な物語が、きっとある

大人になってから漫画を読む時間が減ったという人も多いかもしれませんが、今回紹介した完結済み作品は、社会人だからこそ深く刺さるテーマが詰まっています。仕事や家庭、将来への悩み——そんな“生きづらさ”に寄り添ってくれるのが、良質な漫画の力です。

すべてが完結済みなので、物語の結末まで一気に楽しめるのも魅力。休日の読書や寝る前のひとときに、ぜひ気になる作品を手に取ってみてください。

あなたの人生に寄り添い、心を動かす作品に出会えますように。
 

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