3行で分かる元ネタ解説
- チーズ牛丼の略称。
- オタク気質な男性を指す言葉。
- 掲示板の書き込みが発祥。
概要・元ネタの解説
チー牛とは、チーズ牛丼の略称であり、地味でオタク的な外見の男性を指すインターネットスラング。
出展元は2018年7月19日、5ちゃんねるの「なんでも実況J」板に立てられたスレッドでの書き込み。
就労移行支援を利用する若者が皆同じ顔をしていたという主旨の投稿に一枚のイラストが添えられた。
イラスト内では、眼鏡をかけ幼さの残る男性が
「三色チーズ牛丼の特盛りに温玉付き」をお願いします
と注文。
この独特の風貌と具体的な注文内容が結びつき、特定の属性を象徴する言葉として定着。
当初は掲示板内での限定的な使用であったが、SNSへの転載を通じて広く認知されるに至った。
いびりょ(発信者)とは?本家解説
いびりょは、チー牛の元となったイラストを描いたイラストレーター兼音楽制作者。
2008年、当時高校生であった本人が自身のブログに自画像として投稿したものが初出。
サークル「びりょラボ!」を主宰し、同人活動やDTMによる楽曲制作を行っている。
2020年に自身のSNSで、イラストが10年以上前の自画像であることを公表。
ネット上での拡散については、イラストが自身の意図とは異なる文脈で利用されている事実に触れつつも、特段の制限を設けない姿勢を示している。
現在はイラスト制作や楽曲提供など、クリエイターとして活動を継続中。
ネットの反応
流行(ミーム化)の流れ
2018年に掲示板で話題になった後、2020年頃からSNSを中心に爆発的な広がりを見せました。
「ネット流行語大賞2020上半期」で上位にランクインするなど、ネット文化を代表する言葉となりました。
特定の容姿を揶揄する文脈だけでなく、自虐的な表現としても多用されています。
セガ取締役による発言騒動
2020年7月に配信されたセガの公式生放送で、当時取締役だった人物が『ぷよぷよ』の競技者に対し
「チーズ牛丼食ってそうな感じ」
と発言しました。
この発言が特定の層を侮蔑するものとしてSNSで批判を浴びました。
セガは後日、不適切な発言として謝罪を行い、動画の一部を削除しています。
すき家(運営企業)の反応
「三色チーズ牛丼」を販売するすき家側も、この言葉の流行を認識しています。
メディアの取材に対し、チー牛という言葉が広まっている事実に把握しているものの、商品の売り上げや客層に特段の影響は出ていないとの回答を寄せました。
『チー牛』の使い方
自分自身の地味な外見やオタク的な趣味を自嘲する際に使われます。
一方で、他人の外見を一方的に決めつけて攻撃する言葉としても機能するため、使用には慎重な判断が求められます。
『チー牛』の例文
美容院に行く勇気が出ないのは、自分がチー牛だからかもしれない。
新しく入ったサークルのメンバー、全員チー牛系で安心した。
誤用・勘違いされやすいポイント(注意点)
本来「三色チーズ牛丼」は人気メニューの一つであり、この食べ物を好むこと自体にネガティブな意味はありません。
また、イラストレーターのいびりょ氏が中傷目的で描いたわけではない点に注意が必要です。
まとめ
一枚のイラストと具体的なメニュー名が結びついたことで、特定の属性を表現する強力な記号となったためといえます。
著名人の不適切な発言により社会的な議論を呼んだことも、この言葉がネットの枠を超えて定着した要因といえます。
関連ミーム・派生ミーム
関連ミーム:こどおじ(子供部屋おじさん)
実家の子供部屋で暮らし続ける成人男性を指す言葉。
2019年頃に掲示板で流行した。
関連ミーム:弱者男性
社会的、経済的に困難な状況にある男性を指す概念。
チー牛と併せて議論されることが多い。
関連ミーム:陰キャ
内気で社交性に欠ける人物を指す略語。
チー牛の属性の一つとして扱われる。