ネットミーム解説

「うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい」とは?元ネタ・意味・使い方を解説【ネットミーム辞典】

3行で分かる元ネタ解説

  • 2000年の西鉄バスジャック事件時、2ちゃんねる管理者(当時)のひろゆき氏がテレビ朝日の番組で発した言葉。
  • インターネット上の情報の真偽を見抜くリテラシーがない人には、掲示板の利用は難しいという意味。
  • 「(掲示板を使うのは)」という部分はテレビ局側が挿入したものであり、本人の発言には含まれない。

 

概要

うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい とは、インターネットや匿名掲示板を利用する上で不可欠なリテラシーを説いた言葉。
嘘と真実が混在する情報の海において、それらを自分自身で判別できない人物には、こうした媒体の利用は不向きであるという意味を持っている。

 

元ネタ

 

登場作品・シーン

2000年に発生した 西鉄バスジャック 事件(ネオむぎ茶事件)を受け、テレビ朝日の報道番組『ニュースステーション』が行ったインタビューの中で登場した。
犯人の少年が事前に掲示板へ書き込みを行っていたことから、当時の巨大掲示板群『2ちゃんねる』が世間の注目を集めた際の一幕である。

 

発言者・人物

発言者は、当時の『2ちゃんねる』管理者であった 西村博之 (ひろゆき)氏である。
このインタビューは彼が初めてメディアに露出した機会でもあり、掲示板の利用者たちにとっても管理人の素顔を確認する初めての場面となった。

 

流行時期・拡散経路

2000年の事件直後から、その衝撃的な発言内容はネット住民の間で広く知れ渡ることになった。
テレビ朝日が視聴者向けに「(掲示板を使うのは)」という補足を画面上に挿入したことで、現在の括弧付きの形式で定着している。

 

例文・使い方

例文・使い方

  • 掲示板において、嘘の情報に騙された「釣られた」ユーザーや、冗談を真に受けて怒る「マジレス」をする初心者に対して使用される。
  • 「嘘」の部分を「ネタ」に書き換えた「ネタをネタと見抜けない人には難しい」という改変版も頻繁に用いられている。
  • 管理者側のスタンスとして、運営は個別の情報の真偽には関与せず利用者の自己責任であるという意思表明として引用されることもある。

 

関連項目・派生

  • 「ネタをネタと見抜けない人には難しい」は、このネタから派生した有名な改変フレーズであり、主にジョークを理解できない相手に対して使われる。
  • 西鉄バスジャック事件は、この発言が世に出る直接のきっかけとなった歴史的な重大事件である。

 

補足解説・考察

掲示板『2ちゃんねる』は、真面目な情報よりも嘘八百を書き込む利用者が目立つ大規模な大喜利会場のような性質を持っていた。
この言葉は、情報の真偽を自分で判断できない者が匿名掲示板に足を踏み入れることの危うさを、突き放すような表現で示したものである。

テレビ局が挿入した「(掲示板を使うのは)」という補足は、ひろゆき氏本人の言葉ではない。
しかし、この括弧書きがあることで、特定のサービス内でのルールやお作法を説く金言のようなニュアンスが強調される形となった。

事件当時のインターネットは、現在のように一般的なインフラではなく、特定の層のみが利用する閉鎖的な空間という側面が強かった。
管理者によるこの発言は、ネット社会の厳しさと自由さを象徴するものとして、現在でも名言として語り継がれている。

 

なぜこのミームが流行ったのか?要因を考察

なぜこのミームが流行ったのか?要因を考察

  • 当時はまだ正体の分からなかった巨大掲示板の管理人が、テレビという表舞台で放った「突き放した正論」が視聴者に強い印象を与えたと考えられます。
  • ネット特有の殺バルとした空気感を象徴するフレーズであり、初心者と熟練者を分ける通過儀礼のような役割を果たしたのかもしれません。
  • また、現代のSNS社会においても情報の真偽を見抜く力は常に求められており、この言葉の持つ汎用性が時代を超えて支持されていると推測できます。
  • 「(掲示板を使うのは)」という補足が、特定の場所における独自のルールを強調し、パロディの作りやすさに寄与したとも考えられます。

 

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