今回日本の人気イラストレーターのナガノさんによる作品である大人気の「ちいかわ」の世界観を考察をしていきます。
一見可愛らしい世界観が人気の作品ですが、
読み進めていくと理不尽とも言えるほど
・急に登場した生物や魔法によってピンチになったり
・呪われたり
・食べられそうになったりと、
油断できない世界観が描かれて言います。
今回は過去にあった回から、ちいかわの世界がいかに闇の深い世界であるか、ディストピア的世界なのかをまとめ・解説していきます。
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弱肉強食の世界について
『ちいかわ』 ©ナガノ
ちいかわの世界では可愛らしいキャラクター達に反して、彼らの生きる世界は、いつ捕食されるか、突然呪われるかわからないなど
日々危険と隣合わせともいえる現状が数多く描写されています。
ディストピアな世界観①:弱肉強食の世界
『ちいかわ』 ©ナガノ
この世界では当たり前のように
ちいかわたちを捕食・危害を加えるモンスターたちと隣り合わせで生活を送っています。
その象徴ともいえるのが「擬態型」というワード。
ちいかわ達のような親しみやすい可愛らしい姿をした生物がいれば、
その親しみやすさを逆手にとり可愛らしい姿に
「擬態」して彼らを捕食しようとするモンスターが数多く存在するようです。
『ちいかわ』 ©ナガノ
この「擬態型」ですが、この世界では当たり前のように存在するようで、
実際に作中で鎧さんが「擬態型」が街の中で暴れる様子を見ても
「擬態型かぁ~?」
とさぞ日常のように驚いていない様子から見ても、
当たり前に存在する脅威だということがわかります。
『ちいかわ』 ©ナガノ
そして、この「擬態型」の特に恐ろしい点としては
「擬態型」が本性を現し危害を加えるまで、
ちいかわの世界の住民達は誰も見分けがつかないということです。
これは町の中であってもどこでも「擬態型」が潜んでいる可能性がある世界であり
「安全な場所」は存在しないと言えます。
『ちいかわ』 ©ナガノ
そして、モンスターの脅威は「擬態型」だけではありません。
理不尽といえるほどいつ捕食されるかわからない世界を生きていることを実感させられたのが上のエピソード。
パジャマパーティーズは彼らのデビュー曲の練習中に
「なんの前触れもなく」「突然現れた巨大生物に」「捕食されました。」
結果的にはパジャマパーティーズは連れ去られたものの無事帰ってきますが、
大きな傷を負い、キャラクターによってはもう治ることはないであろう耳を失う
「欠損」の描写がされています。
パジャマパーティーズ編は原作4巻に収録されております。
原作4巻では、この巨大鳥の後のパジャマパーティーズ達のその後が描きおろしで収録されております。
関連記事:【ちいかわ4巻】収録回・描き下ろしネタバレ紹介【レビュー】
『ちいかわ』 ©ナガノ
他にも、ふと入った洋食屋で捕食されそうになったりと
ちいかわの世界は安全な場所はどこにもない
かなりディストピア的ともいえる世界が広がっていると言えます。
はびこる呪い・魔法
『ちいかわ』 ©ナガノ
この世界でちいかわ達に危害を及ぼすのはモンスターだけではありません。
この世界では呪いや悪い魔法で溢れています。
リサイクルショップで買ったカメラで写真を撮ると存在が消えてしまったり、ステッキを使ったらモンスター化してしまったり。
偶然ひろったお守りに意識を奪われたり、
突然現れた魔法使いに呪われたり、
理不尽なほど唐突に呪われ命を落とす可能性がある世界が描写されています。
関連記事:ちいかわ世界に登場したヤバい呪物・呪いランキング【考察まとめ】
関連記事:【ちいかわ】山んばの正体は?山姥編・解説&考察
労働・お金について
『ちいかわ』 ©ナガノ
労働環境について
上記のようにいつ自身が危ない状況に陥るかわからない世界ですが、とはいえこの世界でも
「働かざる者食うべからず」
ちいかわたちもまた現実の世界と同様に生活のために働いてお金を稼ぎ日々の生活の足しにしている描写があります。
『ちいかわ』 ©ナガノ
ちいかわの世界では、仕事内容としては
・草むしり、キノコ採取などの一般的な「肉体労働系」
・シール貼りなどの「内職系」
などがあります
『ちいかわ』 ©ナガノ
そして草むしりの資格を取得することで草むしりの労働報酬があがる「資格手当」があるなど現実さながらの仕事の描写もされています。
『ちいかわ』 ©ナガノ
もう一つ収入の手段として「討伐」があります、
失敗したらすぐ安全地帯に送ってくれるセーフティネットはあるようですが、お金を稼ぐために何度も命がけの状況に繰り出す必要があるなどかなり世知辛い世界といえそうです。
しかも、この「討伐」の仕事ですが
基本的に鎧さんから受注し
ちいかわ達が討伐に従事します。
本来なら鎧さん一族の方が討伐に向いてそうですが
劇中では鎧さんの戦闘シーンは今のところありません、、
何か鎧さんが戦えない事情があるのかもしれません、、
関連記事:【ちいかわ】鎧さん考察。怪しい点・伏線まとめ
ハチワレの住居から見る貧富の差
『ちいかわ』 ©ナガノ
ちいかわの世界にも明確に貧富の差というのが描写されています。
戦闘能力が高くなく・特別な能力がない「ちいかわ」「ハチワレ」はこの世界の中でも決して裕福ではないようです。
特にハチワレは洞穴であったり(鎧に住居!?と驚かれるほどこの世界の中でも貧相な住宅であることがわかります。)
袋ラーメン(チャルメラ)を好んで食し、もやしを食べ、ボロボロの布団で寝るなど
ちいかわと比べて全体的にかなり貧相描写が何度も描かれています。
突然変異について
『ちいかわ』 ©ナガノ
ちいかわの世界には突然変異という現象が確実に存在しています。
今日はかわいい存在だったとしても次に会う時にはモンスター化しているという事が起こりうる世界だといえます。
上は作中登場したとあるキメラです。
ちいかわのような見た目に加え『虫のような羽』『尻尾』を持ち、モンスター化した自分に対して自暴自棄になるように「こんなになっちゃった」と泣きながら笑いちいかわを襲いました。
呪いなのかどういう経緯でこうなったかは不明ですが、
「こんなになっちゃった」と泣いている様子から
このキメラの不本意で突然キメラになってしまったと考えるのが妥当でしょう。
『ちいかわ』 ©ナガノ
他にも、魔法のアイテムでハチワレとウサギが巨大なモンスター化するエピソードがあるなど本人の意思とは別にキメラ化、モンスター化する現象はこの世界にあるようです。
また、昨日は同僚だったキャラクターが次登場する際にはキメラ化されているという描写も過去にありました。
こちらのエピソードは以下の記事で解説しております。
関連記事:【ちいかわ考察】巨大キメラ=ピンクパジャマの同僚説を解説・考察!
関連記事:【ちいかわの闇】モモンガ=でかつよ入れ替わり説を考察
寄生キノコについて
『ちいかわ』 ©ナガノ
ちいかわの世界では、寄生されて数日で宿主を死に至らしめる
おそろしいキノコの菌が蔓延しています。
このキノコの恐ろしいところは、
その繁殖力と頻度にあります。
また、ハチワレが「たまにはいいよね!寄生!」という発言があるように、
そこそこの頻度でこの恐ろしい寄生キノコに感染しうる世界
という事がわかります。
詳細は別記事をご覧ください。
関連記事:【ちいかわの闇】寄生巨キノコの恐ろしさについて考察
まとめ
『ちいかわ』 ©ナガノ
以上のように、ちいかわ達の世界はかわいい見た目の反面
常に捕食されるかもしれないという
・死と隣り合わせの世界を生きており
・貧富の差があり
・生活するために肉体労働や時に命を落とす可能性のある討伐に赴き、
・突然変異が起こりうる
という世界に生きています。
かわいい世界かと思えば次の瞬間何が起こるかわからない、そんなちいかわワールドに今後も目が離せません。
関連記事:『ちいかわワールド』の『闇』をと徹底的に考察してみた。 まとめ8選【ネタバレ注意】
関連記事:ちいかわ世界に登場したヤバい呪物・呪いランキング【考察まとめ】
ちいかわ好きなら単行本の初出し設定は必読!
ちいかわ©ナガノ
ちいかわの単行本では、初出しの設定が描き下ろされているのをご存じでしょうか単行本では毎巻かなり大量の描きおろしがあり、その中では
・ハチワレが危険な住居に住み続ける理由
・鎧さんの戦闘シーン
・栗まんじゅうの過去編
などなど・・・
といった具合にファンなら是非読んでおきたい描写が数多く収録されています。
また、収録されている長編の前後のエピソードや間の小話など
一度読んだことあるから、、という人だからこそ楽しめる仕掛けも満載です!
もし機会があれば是非読んでみてください!
ちなみに、ここでは紹介しきれない
ちいかわの『単行本の描きおろし内容や詳細』については、以下の記事でまとめておりますので、 良ければこちらも併せて読んでいただけたら幸いです!
⇒ちいかわ書籍版の描きおろし内容・単行本内で判明した新設定まとめ